今、子どもに必要なものは「学び」⑤
2021/05/17
尼崎市にある放課後等デイサービスみらい教室です。
発達に特性のある子どもたちが利用する施設です。発達に特性のある子といっても健常者との違いはそれほど大きくはありません。少しだけ音に敏感だったり、騒がしい場所が苦手だったり、たくさんのことを覚えることが苦手であったり…ほんのちょっとだけ苦手の部分があるのです。
しかし、その苦手な部分は多くの子どもたちが利用する学校という場所では非常に大きな困難となってしまうケースが多々あります。周りの大人がその困難に気づいてあげ「大丈夫だよ」とたった一言つたえるだけで、その子は深く傷ついたりはしません。「自分のペースで頑張ればいいんだよ」という少しのゆとりがあれば「早くやって!」「また同じこと間違ってる!」と自信を失う言葉をかけられる必要はなくなるのです。
でも、「気づいてあげること」「待ってあげること」は簡単なことではありません。私たちは少しだけそういった障害をもった子どもたちと普段から接しているから「解るし」「できることがある」のです。特別な技術だとしたら少し悲しいですね。はやく「解る」「できる」が普通になれば多くの子が困らなくて済むのに…と考えるこの頃です。